管理棟と同敷地内にあるこの母屋は、移築130年ほどのいわゆる「古民家」です。
現主で3代目。30年程前までは、屋根は藁葺きでした。
随所に太い柱と鴨居でこの大屋根を支えてきているのです。
庭にある植木はほとんどが50年~100年以上の古木。
大屋根も樹木も、ずっと「宮原(屋号)」を見守ってきたのですね。と思うと、
歴史の重さをつくづく感じるのです。
昔から「米づくり」を中心の純農家でしたが、家主も歳には勝てず
農業を断念せざるをえなくなりました。
89歳と87歳の老夫婦は、大屋根の下で仲良く隠居生活を送っています。