夜も冷え込んでくるこの時期が干し柿作りに最適なのです。
場内のあちこちに渋柿の木が点在していて、しかも高木になってしまっているので、採るのに一苦労です。
以前までは外房の浜の人達が海産物をもってきては、渋柿と物々交換をしていたものです。
お正月に向けて干し柿を作るのが恒例になっていたのです。だから貴重なものなのですね。
今では前ほどではありませんが、それでも何人かは毎年採りにきます。
好きなだけどうぞと。
漬け物名人の叔母は、剥いた皮を干して漬け物に入れると味に甘みと円やかさが出ていいと重宝しています。
なるほど叔母の漬け物は最高です。
さて干し柿も2週間もすると、甘みが出て食べ頃になります。
柔らかくて美味ですよ。
もっと置くと白く粉が噴いて更に甘みが出てきます。それを
保存食にしていくのです。